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皆さんこんにちは!
株式会社ポーテック、更新担当の富山です。
目次
今回は「コンクリート二次製品」「布設工事」「緊張工事」の歴史について、建設業のインフラ技術の進化をたどる視点でご紹介します。
私たちの暮らしを支える道路、橋梁、上下水道や造成地の裏側では、これらの技術が長年にわたって発展を遂げてきました。なかなか表舞台に出ることは少ない領域ですが、縁の下の力持ちとしてなくてはならない工法たちです。
コンクリートは古くローマ時代から使われてきた建材ですが、日本において本格的に使われ始めたのは明治以降です。初期は「現場打ち」が主流で、型枠を組み、その場で生コンを流し込む方式でした。
しかし、昭和30年代以降の高度経済成長期になると、工場であらかじめ成形された「コンクリート二次製品(プレキャスト製品)」の需要が急増します。
電柱・側溝・擁壁・ヒューム管・カルバート・U字溝などが量産され、現場での作業効率や品質安定の面からプレキャスト方式は急速に広まりました。
これにより、工期短縮・コスト低減・品質安定が実現され、特に公共工事や都市インフラ整備において中核を担う存在となっていきます。
「布設」とは、コンクリート製品を所定の場所に据え付ける工事のことです。
昭和の中頃までは人力と簡単な滑車などで据付ける場面も多く、大変な重労働でした。
やがて昭和後期から平成初期にかけて、油圧ショベルやラフタークレーンの普及により、布設工事は“重機化”の時代へと移行します。熟練工の勘と経験に頼っていた時代から、図面に基づいた高精度な位置決め・レーザーレベルや計測機器を用いた施工が主流になり、安全性と生産性が格段に向上しました。
また、近年ではICT建機やBIM/CIMによる「施工の見える化」が進み、布設工事においてもデータ活用が浸透し始めています。
「緊張工事」とは、プレストレスト・コンクリート(PC工法)における作業の一環であり、鋼製のPC鋼材を緊張(引っ張り)した状態で固定し、コンクリート構造物に高い耐久性とたわみに対する抵抗力を持たせる技術です。
この技術は、戦後日本の橋梁建設に革命をもたらしました。昭和30年代以降、従来の鉄筋コンクリート(RC)に比べて長大スパン・高耐久・軽量化を実現できるPC構造は、高速道路や高架橋、床版、張出し構造などに多用されるようになります。
平成以降は「後施工PC」や「グラウチングの高性能化」、さらには「プレキャストPC部材」の量産化なども進み、品質と施工性の両立が実現。近年では耐震補強や老朽化対策としてのPC緊張工事のリニューアル需要も増えています。
コンクリート二次製品・布設工事・緊張工事は、いずれも目立つ存在ではありません。
しかし、都市機能やライフラインを支えるこれらの技術がなければ、私たちの生活は成り立ちません。
これからの時代、高齢化や人手不足、脱炭素、SDGsの波の中で、これらの分野はさらなる進化が求められています。次回は、その進化を支えるために大切な「鉄則」について深掘りしてまいります。
次回もお楽しみに!
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