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皆さんこんにちは!
株式会社ポーテック、更新担当の富山です。
目次
~安全・精度・効率を追求するための基本とは~
前回の記事では、コンクリート製品や布設・緊張工事の歴史についてお話しました。
今回はその続編として、**実務で必ず押さえておきたい「鉄則5ヵ条」**を、現場視点でご紹介します。
現場は常に“生もの”です。条件や環境は刻一刻と変わります。だからこそ、どんな現場でもブレずに守るべき「基本の鉄則」を持つことが、事故ゼロ・高品質な施工への第一歩です。
据付位置、部材寸法、搬入ルート、重機の旋回範囲、地中埋設物の有無など、施工前の確認が命です。
「ちょっとズレただけ」「思っていた位置と違った」が、数センチの誤差で構造的致命傷になりかねません。
現場での“即断即決”を避け、図面と現地の整合性をしっかり確認し、関係者で共有することが、全ての基本です。
布設工事では、いかに正確に水平を出すかが重要です。
たとえ製品そのものが高精度であっても、下地の転圧不足や不陸調整の甘さがあると、後に大きな沈下・ひび割れの原因となります。
基礎地盤の締固め、路盤調整材の選定、レベル測量など、**「見えなくなる部分こそ丁寧に」**が鉄則です。
布設作業や緊張作業は、重量物の吊り上げ・高所作業・高圧作業など、災害リスクの高い工種です。
事故の多くは「合図が伝わっていなかった」「死角から人が入っていた」「声をかけたつもりが聞こえていなかった」といった“すれ違い”から起こります。
KY活動、声出し確認、作業員間の目配せ・合図、そして**「安全帯を義務化し、使い方まで徹底」**することが必須です。
PC鋼材の緊張作業は、施工後に戻せない作業です。
定着アンカー・導入力・グラウト充填・養生管理まで、すべての段取りと管理が仕上がりを決めます。
ケーブルの通りや防錆処理、トルク管理、張力計測値などは「記録にも残る」ため、第三者にも説明できるよう、一つひとつのプロセスに根拠を持つことが重要です。
雨天での布設、夏場の高温下での緊張、冬季のグラウト凝固遅延――すべてが品質に影響します。
現場では“工程通り”に進めたくなる気持ちは分かりますが、コンクリートや鋼材は気象条件に敏感です。
現場判断で「やめる勇気」も品質確保の大前提。天候・温度・湿度を常に意識し、「人・材料・機械のコンディション」を最良に保つことが求められます。
土木やインフラの世界では、「誰も気づかないほど当たり前に機能する」ことが最高の成果です。
その“当たり前”をつくるためには、こうした鉄則を一つもおろそかにせず、丁寧な段取りと技術の蓄積が必要です。
目立たないけど、なくてはならないこの工事分野。だからこそ、真面目に、誠実に、鉄則を守る人たちが輝きます。
次の時代の基盤をつくる仲間たちへ、これらの鉄則が届けば嬉しく思います。
次回もお楽しみに!
株式会社ポーテックでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!
皆さんこんにちは!
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目次
今回は「コンクリート二次製品」「布設工事」「緊張工事」の歴史について、建設業のインフラ技術の進化をたどる視点でご紹介します。
私たちの暮らしを支える道路、橋梁、上下水道や造成地の裏側では、これらの技術が長年にわたって発展を遂げてきました。なかなか表舞台に出ることは少ない領域ですが、縁の下の力持ちとしてなくてはならない工法たちです。
コンクリートは古くローマ時代から使われてきた建材ですが、日本において本格的に使われ始めたのは明治以降です。初期は「現場打ち」が主流で、型枠を組み、その場で生コンを流し込む方式でした。
しかし、昭和30年代以降の高度経済成長期になると、工場であらかじめ成形された「コンクリート二次製品(プレキャスト製品)」の需要が急増します。
電柱・側溝・擁壁・ヒューム管・カルバート・U字溝などが量産され、現場での作業効率や品質安定の面からプレキャスト方式は急速に広まりました。
これにより、工期短縮・コスト低減・品質安定が実現され、特に公共工事や都市インフラ整備において中核を担う存在となっていきます。
「布設」とは、コンクリート製品を所定の場所に据え付ける工事のことです。
昭和の中頃までは人力と簡単な滑車などで据付ける場面も多く、大変な重労働でした。
やがて昭和後期から平成初期にかけて、油圧ショベルやラフタークレーンの普及により、布設工事は“重機化”の時代へと移行します。熟練工の勘と経験に頼っていた時代から、図面に基づいた高精度な位置決め・レーザーレベルや計測機器を用いた施工が主流になり、安全性と生産性が格段に向上しました。
また、近年ではICT建機やBIM/CIMによる「施工の見える化」が進み、布設工事においてもデータ活用が浸透し始めています。
「緊張工事」とは、プレストレスト・コンクリート(PC工法)における作業の一環であり、鋼製のPC鋼材を緊張(引っ張り)した状態で固定し、コンクリート構造物に高い耐久性とたわみに対する抵抗力を持たせる技術です。
この技術は、戦後日本の橋梁建設に革命をもたらしました。昭和30年代以降、従来の鉄筋コンクリート(RC)に比べて長大スパン・高耐久・軽量化を実現できるPC構造は、高速道路や高架橋、床版、張出し構造などに多用されるようになります。
平成以降は「後施工PC」や「グラウチングの高性能化」、さらには「プレキャストPC部材」の量産化なども進み、品質と施工性の両立が実現。近年では耐震補強や老朽化対策としてのPC緊張工事のリニューアル需要も増えています。
コンクリート二次製品・布設工事・緊張工事は、いずれも目立つ存在ではありません。
しかし、都市機能やライフラインを支えるこれらの技術がなければ、私たちの生活は成り立ちません。
これからの時代、高齢化や人手不足、脱炭素、SDGsの波の中で、これらの分野はさらなる進化が求められています。次回は、その進化を支えるために大切な「鉄則」について深掘りしてまいります。
次回もお楽しみに!
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今回は、私たちが日々扱っている「コンクリート二次製品」「プレキャスト工法」「緊張工事」のこれからの可能性と未来について、じっくりとお話ししたいと思います。
かつては現場で型枠を組んで、生コンを打設して、養生して……という手順が当たり前だったコンクリート工事。
しかし今は、工場で精密に作られた製品を**“現場で組み立てる”プレキャスト工法**が主流になりつつあります。
その理由は:
天候の影響を受けにくい
品質の均一化が可能
工期の大幅短縮
廃材・作業事故の削減
特に大規模造成地や都市部のインフラ工事では、“早く・安全に・確実に”施工を完了させるために欠かせない技術となっています。
これからの建設業は、**「つくって終わり」ではなく「環境と共に続いていく構造物づくり」**が求められています。
その中で、コンクリート二次製品やPC工法は――
廃棄物の少なさ(=環境負荷の低減)
施工時CO₂の削減
高耐久化による維持コストの抑制
といった面からも注目されています。さらに、**セメント使用量を抑えた“低炭素コンクリート”**や、リサイクル骨材を用いた製品開発も進んでいます。
BIM・CIM活用による三次元施工計画の最適化
ドローン+AIによる出来形管理・変位モニタリング
自動緊張装置の導入で作業の省人化と安全性アップ
3Dプリンターでの型枠不要な構造物構築
こうした革新はすでに始まっており、近い将来、コンクリート構造物の施工も「工業製品のように精密かつ短期で完成」する時代がやってきます。
どれだけ技術が進化しても、現場を支えるのは「人の経験と判断」です。
機械化が進んでも、私たち職人の“現場勘”“責任感”“知恵と工夫”があってこそ、社会インフラは安全に、確実に形を成します。
私たちはこれからも、新しい技術を学び、受け入れ、次の世代に誇れる技術として残していく。
その志を胸に、これからもコンクリートと向き合ってまいります。
次回もお楽しみに!
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今回は、コンクリート二次製品の据付や布設、PC(プレストレストコンクリート)構造物の緊張工事において、
**実際の現場でどのようなトラブルが起こるのか?そしてそれをどう乗り越えるのか?**について、私たちの経験を交えて一般的な市場での事例をご紹介していきます。
コンクリート二次製品は、その重さゆえにクレーン車やトレーラーなどによる運搬が必要不可欠です。
しかし、道路事情や天候、さらには施工時のラフな扱いによって、コーナーの欠けや表面の剥離といった損傷が起こることもあります。
→ 対策例:
・事前にルート確認と交通誘導体制の整備
・荷台上での養生材・滑り止めの徹底
・クレーンオペと誘導員の意思疎通を密にする
図面上ではぴったり収まるはずの部材が、いざ現場で設置しようとすると寸法誤差や基礎との不整合が生じることがあります。特に側溝、ボックスカルバート、U字溝などは据え付け誤差が後工程に大きく影響します。
→ 対策例:
・据付前に測量機器(トータルステーション等)による基礎芯確認
・現場での製品仮置きによるフィッティング確認
・調整材やスペーサーの用意によるその場対応
PC構造の緊張作業では、油圧ジャッキの不調・ホースの漏れ・アンカーの滑りなど、わずかなミスが構造全体の耐久性を左右します。現場では“1ミリ単位”の緊張量管理が求められます。
→ 対策例:
・作業前の圧力確認と予備機材の持参
・技能者による手順書に沿った作業と“ダブルチェック”の徹底
・緊張後の張力確認記録(グラフ化)で客観的な品質管理を実施
どんなに綿密な準備をしても、現場では思わぬ事態が起こります。
しかし、経験を積んだ職長や作業員たちは、**「現場で判断し、瞬時に最適な手を打つ」**力を持っています。
だからこそ――
・過去の失敗を記録し、次の現場に活かす
・若手にもしっかり共有する
・一人ひとりが“見て、感じて、判断できる”現場をつくる
これが、トラブルを力に変える現場力の土台なのです。
次回もお楽しみに!
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~“現場で使える製品”はこうして生まれる~
前回に続き、今回はプレキャスト製品がどのように製造されているのか、その製造工程と品質管理の仕組みについて掘り下げていきます。
現場での据付をスムーズに行うためには、工場での精度の高い生産が欠かせません。
では、実際にどのような手順で作られているのでしょうか?
設計図に基づいて寸法・本数・かぶり厚さを確認しながら、鉄筋を溶接・結束していきます。
この工程では、強度と耐久性の基礎が決まるため、最も重要なポイントの一つです。
寸法公差を厳密に守るため、専用型枠を使用して製品ごとに丁寧に組み立てます。
型枠に不具合があると、仕上がりにも大きな影響が出るため、ここでも品質チェックが欠かせません。
ミキサーから運ばれた設計強度・スランプが管理された生コンを型枠に流し込みます。
バイブレーターなどを使用して、気泡を抜きながら均一に充填します。
打設後は、所定の温度・湿度条件のもとで養生を行い、コンクリートが十分に硬化するまで待ちます。
その後、脱型し、外観や寸法などのチェックを行います。
必要に応じて、穴あけや表面処理などの後加工を行い、最終的な寸法・外観・強度試験をクリアした製品のみが出荷されます。
製造工程全体を通じて、次のような品質管理体制が取られています。
配合設計の確認と試験練り
抜き取りによる圧縮強度試験
寸法・かぶり厚・ひび割れの有無の検査
JIS規格やNETIS対応製品では外部審査にも対応
これらの管理項目を日常的にチェックすることで、**「現場でそのまま使える品質」**が保証されているのです。
プレキャスト製品は、現場の省力化と品質の両立を可能にする製品です。
しかしそれは、工場での丁寧で緻密な製造と管理の積み重ねによって支えられているという事実を、私たち施工側もしっかり理解しておく必要があります。
次回は、プレストレストコンクリート(PC工法)に焦点を当てて、その構造的な原理とメリットについてご紹介していきます!
次回もお楽しみに!
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~なぜ“プレキャスト”が選ばれるのか?現場目線で考える~
今回は「コンクリート二次製品(プレキャスト製品)」を用いた工事の利点や、今後の課題についてご紹介します。
近年、施工現場の省力化・効率化を背景に、「プレキャスト化」が進んでいます。特に高速道路、橋梁、河川護岸、宅地開発などの現場では、現場打ちではなくあらかじめ工場で製造された二次製品を組み立てる工法が注目されています。
現場でコンクリートを打設・養生する時間が不要なため、大幅な工期短縮が可能。
天候の影響も少なく、工程管理もしやすくなります。
工場生産であるため、材料配合・寸法・強度・外観の品質が安定。
厳しい品質管理体制のもと、熟練オペレーターによる製造が行われるため、ばらつきのない仕上がりが期待できます。
重機による据え付け中心となるため、現場作業員の作業負担が軽減。
同時に、高所作業や型枠解体などの危険作業も削減され、安全性が向上します。
現場での廃材発生が少なく、産廃処理コストの削減にもつながります。
また、騒音や振動の抑制といった近隣対策としても有効です。
とはいえ、すべての現場で万能というわけではありません。以下のような課題もあります。
大型製品は輸送に制限があり、搬入ルートや交通規制、クレーン作業の調整が必要となります。
複数の二次製品をつなぐ部分で、止水や強度の確保が必要になります。
設計時点での検討と、現場での精度ある施工が不可欠です。
現場ごとの細かな地形差・施工誤差に対しては、柔軟な調整が求められる場面もあります。
現場打ちのような自由度がやや劣る点がデメリットになることも。
プレキャスト製品は、施工の「省力化」「安定性」「安全性」を実現する、非常に有効な選択肢です。
一方で、適用にあたっては「輸送計画」や「ジョイント部の処理」、「現場の寸法管理」など、計画段階での綿密な調整がカギとなります。
次回は、そうした二次製品が**どのように作られているのか?**という視点から、製造工程と品質管理についてご紹介します。
次回もお楽しみに!
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建設業界において、**「コンクリートは圧縮には強いが引張には弱い」という特性はよく知られています。この弱点を補い、コンクリート構造物の強度を大幅に向上させる技術が「緊張工事」**です。
緊張工事は、高層ビルや橋梁、ダム、トンネル、さらには駐車場のスラブなど、さまざまな構造物に活用される重要な技術です。本記事では、緊張工事の基本概念や施工方法、メリット、現場でのポイントについて詳しく解説していきます。
緊張工事とは、高強度の鋼材(PC鋼材)をコンクリート内部に配置し、張力を与えることで構造物の耐久性や荷重への抵抗力を高める工法のことを指します。
一般的に、コンクリートは圧縮に強いものの、引張に弱いという性質があります。そのため、通常の鉄筋コンクリート(RC)では、引張応力がかかる部分に鉄筋を配置し補強しますが、それでもひび割れが発生するリスクが残ります。
しかし、緊張工法を採用することで、コンクリートにあらかじめ圧縮力を与え、引張応力が作用する部分のひび割れを防ぐことが可能になります。
緊張工事には、大きく分けて以下の2種類の工法があります。
プレテンション方式は、PC鋼材をあらかじめ緊張した状態で型枠に固定し、その後コンクリートを打設する方法です。コンクリートが硬化した後、PC鋼材の端部を解放することで、コンクリートに圧縮力が伝わります。
✅ 特徴
✅ 主な用途
ポストテンション方式は、コンクリートを打設した後にPC鋼材を緊張し、アンカーで固定する方法です。建設現場で直接施工できるため、大規模な橋梁や建築物に適用されます。
✅ 特徴
✅ 主な用途
緊張工事は、設計・準備・施工・仕上げの各工程を慎重に進めることが求められます。以下、一般的なポストテンション方式の施工手順を紹介します。
✅ ① 構造物の耐久性向上
緊張工事を施すことで、コンクリート内部に圧縮力を持たせ、ひび割れを最小限に抑えることができます。特に、橋梁やビルなど長期間使用する構造物には非常に有効です。
✅ ② スパンを長く取れる
通常の鉄筋コンクリートでは、大スパン(長い距離の梁)を作ると強度不足に陥る可能性がありますが、緊張工事を施すことで軽量化しながらも高い強度を維持できます。
✅ ③ コスト削減につながる
緊張工事を活用することで、コンクリートや鉄筋の使用量を削減できるため、トータルの施工コストを抑えることが可能です。特に大規模なプロジェクトでは、コストメリットが大きくなります。
✅ ④ 耐震性の向上
地震時に発生する引張応力に対して、緊張コンクリートは優れた耐久性を発揮します。特に高層建築物や橋梁では、耐震性向上のために緊張工法が採用されることが多いです。
緊張工事は、コンクリート構造物の強度・耐久性を向上させるために不可欠な技術です。特に、プレテンション方式とポストテンション方式を適切に使い分けることで、さまざまな建設プロジェクトに対応することができます。
高層ビルや橋梁、大型施設などのインフラ整備には欠かせない技術であり、近年ではさらなる技術革新も進んでいます。今後も緊張工事の活用が広がり、安全で耐久性の高い構造物の実現に貢献していくことでしょう。
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前回のブログでは、コンクリート二次製品がどのようなものか、そしてそれが道路や河川、建築、上下水道といったインフラにどれほど深く関わっているのかを紹介しました。
今回は、代表的なコンクリート二次製品の種類と、それぞれの具体的な用途や特徴について掘り下げていきます。
建設業に関わる方はもちろん、普段の生活では気づきにくいコンクリート製品の存在を知ってもらえたら嬉しいです。
目次
コンクリート二次製品には多くの種類があり、それぞれが特定の目的のために設計・製造されています。
ここでは、代表的なものを紹介しながら、それらがどのように使われているのかを解説します。
U字溝は、道路や敷地内の雨水を排水するために使われるコンクリート製品です。
都市部や住宅街、農業用水路など、あらゆる場所で見かけることができます。
✔ 効率的な排水:雨水や生活排水をスムーズに流すために設計されている
✔ フタ付きのものもあり、安全性が高い(歩行者や自転車の通行を妨げない)
✔ 耐久性が高く、長期間使用可能
U字溝を設置することで、道路の冠水を防ぎ、都市の排水機能を向上させることができます。
特に、豪雨の多い地域では、適切な排水設備の整備が重要になります。
ボックスカルバートは、地下のトンネルや排水路、ケーブルの埋設用に使用されます。
道路の下に設置されることが多く、水や通信インフラの通り道としての役割を果たします。
✔ 工場で製造するため、現場での施工時間を短縮できる
✔ 強度が高く、大きな荷重にも耐えられる(橋の下や道路の地下に設置される)
✔ 継ぎ目が少ないため、水漏れのリスクが低い
ボックスカルバートを利用することで、現場での型枠作業やコンクリート打設の工程を削減できるため、施工の効率が大幅に向上します。
また、地震などの自然災害にも強く、インフラの耐久性を高めることができます。
プレキャストパイルは、建物や橋梁の基礎を支える杭として使用されます。
地盤が弱い場所では、建物を安全に支えるために杭を打ち込むことが不可欠です。
✔ 工場生産のため品質が安定している
✔ 短時間で設置が可能で、現場作業の負担を軽減できる
✔ 支持力が高く、大型構造物の基礎に適している
プレキャストパイルを使うことで、地盤改良が不要な場合もあり、工期の短縮とコスト削減が実現できます。
また、現場での作業時間を減らせるため、安全性の向上にもつながります。
マンホールは、下水道や電気設備の点検用開口部として使用されます。
都市部ではほぼすべての道路や歩道に設置されており、地下設備のメンテナンスを可能にする重要な役割を持っています。
✔ 地中に埋設するため耐久性が必要
✔ 人が入れるサイズのものもあり、メンテナンスが容易
✔ 施工が簡単で、設置コストを抑えられる
マンホールは、都市のインフラを維持するために不可欠な設備です。
適切に設置・管理されることで、下水道の詰まりや浸水を防ぎ、都市機能の安定運用を支えています。
コンクリート二次製品は、都市のインフラを支えるだけでなく、近年では環境への配慮も考えた設計が進んでいます。
✔ 多孔質コンクリート(雨水を地中に浸透させることで、都市の水循環を改善)
✔ リサイクルコンクリート(産業廃棄物を再利用し、環境負荷を低減)
✔ 防音効果を持つコンクリート製品(道路や住宅地での騒音を軽減)
技術の進化とともに、コンクリート二次製品の用途や機能も広がり続けています。
今回のブログでは、代表的なコンクリート二次製品について詳しく解説しました。
✔ U字溝(側溝) → 雨水の排水をスムーズにする
✔ ボックスカルバート → 地下トンネルや排水路に使われる
✔ プレキャストパイル(コンクリート杭) → 建物や橋の基礎を支える
✔ マンホール → 下水道や地下設備のメンテナンス用
これらの製品が、都市やインフラの維持にどれほど重要な役割を果たしているのかが、お分かりいただけたかと思います。
次回のブログでは、**「布設(敷設)工事とは?施工の流れと現場のポイント」**について詳しく解説していきます。
✔ コンクリート二次製品はどのように設置されるのか?
✔ 施工時にどんなポイントに注意するべきか?
✔ 現場のリアルな課題とは?
など、具体的な施工現場の話も交えながら紹介していきますので、ぜひ次回もご覧ください!
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いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?
風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!
さて、本日からシリーズ更新が始まります
記念すべき第1回目のテーマは!
コンクリート二次製品についてです!
皆さんの身の回りには、道路や橋、ビルなど、さまざまなコンクリート構造物がありますが、その中でも「コンクリート二次製品」という言葉を耳にしたことはあるでしょうか?
これは、現場で直接コンクリートを流し込んで成形する「現場打ち」とは異なり、工場であらかじめ成型・養生されたコンクリート製品のことを指します。
事前に工場で製造されることで、品質の均一化・施工の効率化・コスト削減といった多くのメリットがあります。
このブログシリーズでは、コンクリート二次製品の基本から、布設(敷設)工事、緊張工事の仕組み、現場のリアルな話まで、詳しく解説していきます。
建設業に携わる方はもちろん、普段なかなか知ることのないコンクリート製品の世界をのぞいてみたい方にも楽しんでいただける内容になればと思っています。
では、まずは「コンクリート二次製品とは?」について詳しく解説していきましょう。
目次
コンクリート二次製品とは、工場で事前に成型・養生されたコンクリート製品の総称です。
現場で生コンクリートを流し込んで成形する「現場打ち工法」とは異なり、あらかじめ精密に設計・製造された製品を現場に運び、施工するという手法になります。
この方式には、以下のような大きなメリットがあります。
✔ 品質の安定 → 工場生産なので、コンクリートの強度や仕上がりの均一性が確保できる
✔ 施工の効率化 → 現場での作業時間が短縮され、工期を短縮できる
✔ 天候の影響を受けにくい → 雨の日や寒い時期でも安定した品質を維持できる
✔ コスト削減 → 材料ロスが少なく、無駄な工程が省ける
コンクリート二次製品は、道路・河川・建築・上下水道などのさまざまな分野で使用されています。
私たちの身近なインフラを支える重要な存在として、日々活躍しています。
高速道路や一般道の整備には、コンクリート二次製品が欠かせません。
主な製品
✔ ボックスカルバート → 地下を通る排水路やトンネルに使用される大型コンクリート製品
✔ U字溝 → 道路の排水をスムーズに流すための側溝
✔ ガードレール基礎ブロック → ガードレールの土台部分
役割
道路の安全性を高め、雨水の排水をスムーズにすることで、冠水や浸水を防ぎます。
河川や海岸の護岸工事、港湾施設にもコンクリート二次製品が多く活用されています。
主な製品
✔ 消波ブロック(テトラポッド) → 波の力を吸収し、海岸や防波堤を守る
✔ 護岸ブロック → 河川や海岸の浸食を防ぐためのコンクリートブロック
✔ 排水用水路 → 河川の水をコントロールし、洪水被害を軽減
役割
高潮や津波から沿岸部を守り、川の氾濫を防ぐための重要なインフラを構成します。
私たちの生活に欠かせない上下水道設備にも、コンクリート二次製品が多数使われています。
主な製品
✔ マンホール → 下水道や地下設備の点検用開口部
✔ 側溝 → 道路や敷地の雨水を排水するためのコンクリート製品
✔ 排水管 → 下水や雨水を効率よく流すための配管
役割
排水インフラの整備を効率化し、安全で快適な都市生活を支えています。
住宅やビル、橋梁などの建築・土木工事においても、コンクリート二次製品が活躍しています。
主な製品
✔ プレキャスト壁 → あらかじめ工場で製造されたコンクリート壁材
✔ コンクリートパイル(杭) → 建物や橋の基礎を支える杭
✔ 住宅基礎ブロック → 一般住宅の基礎工事に使用されるコンクリート製品
役割
建築の基礎工事をスムーズにし、耐震性の向上や施工の安定性を確保します。
このように、コンクリート二次製品はさまざまな場面で使われており、私たちの生活を支える重要な存在であることが分かります。
✔ 道路や橋の基礎として使用される
✔ 水害対策や排水処理に貢献する
✔ 建築物の基礎を安定させる
これらの役割を担うことで、効率的で高品質なインフラ整備が可能になっているのです。
次回のブログでは、**「コンクリート二次製品の種類と用途」**についてさらに詳しく解説していきます。
✔ どんな種類があるのか?
✔ それぞれの製品はどのように活用されているのか?
✔ どのような技術が使われているのか?
など、詳しく掘り下げていきますので、ぜひ次回もお楽しみに!
このシリーズを通じて、コンクリート二次製品・布設・緊張工事の魅力や、現場での工夫を伝えていけたらと思います。次回もぜひチェックしてください!
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