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月別アーカイブ: 2025年4月

ポーテックのよもやま話~第6回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社ポーテック、更新担当の富山です。

 

 

シリーズ⑥:コンクリート二次製品の製造工程と品質管理

~“現場で使える製品”はこうして生まれる~


前回に続き、今回はプレキャスト製品がどのように製造されているのか、その製造工程と品質管理の仕組みについて掘り下げていきます。

現場での据付をスムーズに行うためには、工場での精度の高い生産が欠かせません。
では、実際にどのような手順で作られているのでしょうか?


■ 一般的な製造工程

 

① 鉄筋組立(配筋工程)

設計図に基づいて寸法・本数・かぶり厚さを確認しながら、鉄筋を溶接・結束していきます。
この工程では、強度と耐久性の基礎が決まるため、最も重要なポイントの一つです。

② 型枠組立・セット

寸法公差を厳密に守るため、専用型枠を使用して製品ごとに丁寧に組み立てます。
型枠に不具合があると、仕上がりにも大きな影響が出るため、ここでも品質チェックが欠かせません。

③ コンクリート打設

ミキサーから運ばれた設計強度・スランプが管理された生コンを型枠に流し込みます。
バイブレーターなどを使用して、気泡を抜きながら均一に充填します。

④ 養生・脱型

打設後は、所定の温度・湿度条件のもとで養生を行い、コンクリートが十分に硬化するまで待ちます。
その後、脱型し、外観や寸法などのチェックを行います。

⑤ 二次加工・出荷検査

必要に応じて、穴あけや表面処理などの後加工を行い、最終的な寸法・外観・強度試験をクリアした製品のみが出荷されます。


■ 品質管理のポイント

 

製造工程全体を通じて、次のような品質管理体制が取られています。

  • 配合設計の確認と試験練り

  • 抜き取りによる圧縮強度試験

  • 寸法・かぶり厚・ひび割れの有無の検査

  • JIS規格やNETIS対応製品では外部審査にも対応

これらの管理項目を日常的にチェックすることで、**「現場でそのまま使える品質」**が保証されているのです。


■ まとめ

 

プレキャスト製品は、現場の省力化と品質の両立を可能にする製品です。
しかしそれは、工場での丁寧で緻密な製造と管理の積み重ねによって支えられているという事実を、私たち施工側もしっかり理解しておく必要があります。

次回は、プレストレストコンクリート(PC工法)に焦点を当てて、その構造的な原理とメリットについてご紹介していきます!

 

次回もお楽しみに!

 

 

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ポーテックのよもやま話~第5回~

皆さんこんにちは!

 

株式会社ポーテック、更新担当の富山です。

 

 

シリーズ⑤:コンクリート二次製品を使った工事のメリットと課題

~なぜ“プレキャスト”が選ばれるのか?現場目線で考える~


今回は「コンクリート二次製品(プレキャスト製品)」を用いた工事の利点や、今後の課題についてご紹介します。

近年、施工現場の省力化・効率化を背景に、「プレキャスト化」が進んでいます。特に高速道路、橋梁、河川護岸、宅地開発などの現場では、現場打ちではなくあらかじめ工場で製造された二次製品を組み立てる工法が注目されています。


■ 二次製品が選ばれる理由(メリット)

 

① 工期の短縮

現場でコンクリートを打設・養生する時間が不要なため、大幅な工期短縮が可能。
天候の影響も少なく、工程管理もしやすくなります。

② 品質の安定化

工場生産であるため、材料配合・寸法・強度・外観の品質が安定
厳しい品質管理体制のもと、熟練オペレーターによる製造が行われるため、ばらつきのない仕上がりが期待できます。

③ 現場作業の省力化・安全性向上

重機による据え付け中心となるため、現場作業員の作業負担が軽減。
同時に、高所作業や型枠解体などの危険作業も削減され、安全性が向上します。

④ 環境への配慮

現場での廃材発生が少なく、産廃処理コストの削減にもつながります。
また、騒音や振動の抑制といった近隣対策としても有効です。


■ 今後の課題・懸念点

 

とはいえ、すべての現場で万能というわけではありません。以下のような課題もあります。

① 輸送・搬入の制約

大型製品は輸送に制限があり、搬入ルートや交通規制、クレーン作業の調整が必要となります。

② ジョイント部の施工・止水対策

複数の二次製品をつなぐ部分で、止水や強度の確保が必要になります。
設計時点での検討と、現場での精度ある施工が不可欠です。

③ 現場対応力の必要性

現場ごとの細かな地形差・施工誤差に対しては、柔軟な調整が求められる場面もあります。
現場打ちのような自由度がやや劣る点がデメリットになることも。


■ まとめ

 

プレキャスト製品は、施工の「省力化」「安定性」「安全性」を実現する、非常に有効な選択肢です。
一方で、適用にあたっては「輸送計画」や「ジョイント部の処理」、「現場の寸法管理」など、計画段階での綿密な調整がカギとなります。

次回は、そうした二次製品が**どのように作られているのか?**という視点から、製造工程と品質管理についてご紹介します。

 

次回もお楽しみに!

 

 

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