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日別アーカイブ: 2025年7月15日

ポーテックのよもやま話~第11回~

皆さんこんにちは!

 

福井県坂井市を拠点に福井県・富山県・石川県などの北陸エリアで、コンクリート二次製品・布設・緊張工事などを主な事業として行っている

株式会社ポーテック、更新担当の富山です。

 

 

コンクリート二次製品・布設・緊張工事を取り巻く環境 ~現場のリアルと課題~

 


私たちが関わる「コンクリート二次製品」「布設」「緊張工事」は、道路・橋梁・トンネル・上下水道など、社会インフラを支える重要な工事です。


しかし今、この業界はさまざまな課題と変化に直面しています。今回は、その現状と環境について詳しくお話しします。


■ コンクリート二次製品と布設工事の役割

 

コンクリート二次製品は、工場で製造されたコンクリート部材(U字溝、マンホール、ボックスカルバートなど)を指します。
これらを現場で布設し、ライフラインを構築するのが布設工事です。

さらに、橋梁や大型構造物では「PC鋼材を使った緊張工事」によって、構造体に高い耐荷力を持たせます。
これらの作業は、“日本の生活基盤を安全に支える”使命感の強い仕事ですが、その背景には深刻な課題もあります。


■ 深刻化する人手不足と技能伝承の難しさ

 

建設業界共通の課題である人手不足は、コンクリート関連工事でも顕著です。

  • 若年層の入職率が低い

  • 技能継承の時間が足りない

  • 高度な施工技術を持つ職人の高齢化

特に緊張工事は、高度な知識と安全管理が求められるため、経験不足の人材では対応が難しい現場も多くなっています。


■ 資材コストの高騰と現場負担の増加

 

近年、原材料価格の上昇により、コンクリート製品や鋼材のコストが増大。
さらに輸送費や燃料代の高騰が追い打ちをかけています。
**「どうやって高品質を維持しながらコストを抑えるか」**が現場の大きな課題となっています。


■ 気候変動による影響と耐久性への要求

 

集中豪雨・台風・地震など、自然災害が増加している今、インフラにはより高い耐久性と安全性が求められています。

  • 浸水に強い側溝・排水施設

  • 地震荷重に耐える橋梁構造

  • 長寿命化を目指した緊張技術

現場は、**「50年先も機能する構造物」**を求められており、そのための施工品質と技術力の確保が不可欠です。


■ 環境負荷とサステナビリティへの対応

 

コンクリートは製造過程でCO₂排出が多い素材として知られています。
また、廃材処理や産業廃棄物の発生も課題です。
そのため、以下のような取り組みが進められています。

  • 再生骨材や副産物を活用したコンクリート

  • 環境配慮型の緊張材

  • 省エネルギー製造プロセス

しかし、現場レベルではリサイクルやエコ製品のコスト負担が大きいという現実もあり、さらなる技術革新が求められています。


🔍まとめ

 

コンクリート二次製品・布設・緊張工事は、日本の社会インフラを支える重要な役割を担っています。
しかし、人材不足・コスト高・環境負荷・品質確保といった課題が複雑に絡み合う厳しい現状があります。

次回は、こうした課題をどう乗り越え、未来に向けてどんな進化を遂げるのか――
**「コンクリート工事の未来と可能性」**をテーマにお話しします。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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福井県坂井市を拠点に福井県・富山県・石川県などの北陸エリアで、コンクリート二次製品・布設・緊張工事などを主な事業として行っております。

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