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ポーテックのよもやま話~第14回~

皆さんこんにちは!

 

福井県坂井市を拠点に福井県・富山県・石川県などの北陸エリアで、コンクリート二次製品・布設・緊張工事などを主な事業として行っている

株式会社ポーテック、更新担当の富山です。

 

 

 

品質管理の重要性

 

 

 

コンクリート二次製品は、私たちの生活を長期にわたり支える存在です。

道路の下に埋まる管や、橋の基礎に使われるブロックが数年で壊れてしまっては困ります。

そのため工場では、「強度」「耐久性」「寸法精度」 の3本柱を軸に、徹底した品質管理が行われています。


1. 圧縮強度試験 ― 基本中の基本

 

圧縮強度はコンクリートの性能を示す最も基本的な数値です。試験では、供試体に徐々に荷重を加え、何N/mm²まで耐えられるかを測定します。


道路用側溝なら18N/mm²以上、下水管なら24N/mm²以上など、用途ごとに規格が決められており、1つでも基準を満たさない製品は出荷できません。


2. 曲げ試験 ― 横からの力に耐えるか

 

橋の床版や側溝など、横方向から力を受ける部材には曲げ試験が行われます。供試体の両端を支え、中央に荷重をかけて破断するまでの強度を測定します。


この試験によって、交通荷重や土圧に耐えるかどうかが確認され、現場での安心につながります。


3. 寸法精度 ― 施工性を左右する要素

 

現場で複数の製品を組み合わせて使う際、寸法のズレは致命的です。例えば、下水道管が数ミリずれるだけで水漏れや施工不良につながります。


工場ではノギスやレーザー測定器で寸法を測定し、規格内に収まっているかを逐一チェックします。


4. 外観検査と耐久試験 ― 長寿命を守るために

 

ひび割れや欠け、気泡跡などの外観不良は、見た目だけでなく耐久性にも影響します。そのため外観検査も非常に厳格です。

また、寒冷地向けには凍結融解試験、海岸部向けには塩害試験、中性化試験など、使用環境に応じた耐久試験も行われます。


これらの検査を通じて「50年持つのか」「100年耐えられるのか」という長期性能が保証されるのです。


まとめ

 

コンクリート二次製品は、単なる「工場製品」ではなく、社会基盤を守るための使命を持っています。


緻密な製造工程と徹底した品質管理があって初めて、私たちの生活を数十年にわたって支える力強い建材となるのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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福井県坂井市を拠点に福井県・富山県・石川県などの北陸エリアで、コンクリート二次製品・布設・緊張工事などを主な事業として行っております。

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